日本の政治家がよく使う言葉に、「遺憾の意」がありますね。
外国との問題がこじれた時などによく聞くような気がしますが、英語ではどのように表現できるでしょうか。
基本はregret
「遺憾の意 英語」でGoogle検索すると、検索結果の最上段に大きな文字で"Regret"と表示されました。
regretと言えば、「後悔」という意味が思い浮かびます。
regretを辞書(weblio)で調べると、「後悔」「悔恨」と並んで、「遺憾」も出ています。
regretには「悲嘆」という意味もありますが、「遺憾の意」は悲しみを表す時にも使いますね。
Itを主語にすると日本語のニュアンスが出る
ただ、「遺憾の意を表明する」という表現を英語にする場合は、人を主語をせずに"It is regrettable that ~"とした方が、日本語の遠回しなニュアンスが出るようです。
非難を意味する場合
ところで、「遺憾の意」は相手を遠回しに非難するときにも使用します。
「安倍総理がオバマ大統領に盗聴問題で遺憾の意を表明した」というような場合ですね。
その場合は、”deplorable”を使います。
deplorableは、「嘆かわしい」という意味の形容詞ですが、動詞の"deplore"には「強い不賛成の意を表明する」という意味があります。
日本語の婉曲的なニュアンスよりも相手に対する非難の度合いが露骨に伝わってしまいそうですが、英語的には"It is deplorable that ~"で問題ないようです。
日本語だと「遺憾の意」だけで、後悔、悲嘆、非難といった異なる意味を表現できますが、英語ではそれぞれに該当する適切な語を使うんですね。
強調する場合
遺憾の意をより強調する時には、"It is deeply ~"や、"It is extremely ~"などの副詞を付け加えることで表現できます。
日常の英会話で使うことはほとんどない表現かも知れませんが、豆知識としてどうぞ。
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